ラブライブノート lovelive note

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ラブライブサンシャイン 無印のオマージュ演出【5選】

 

ラブライブ!ラブライブ!サンシャイン!!

 ラブライブ!シリーズは漫画、ゲームアプリなど、さまざまなメディアで展開されています。その中でも、特に大きな役割を果たしているメディアとして、TVアニメがあります。2020年春までに制作されたTVアニメは、ラブライブ! 1期・2期 および ラブライブ!サンシャイン!!  1期・2期 の 2シリーズ・計52話です。

 この2シリーズは、基本的には時期が被っていない設定となっています。サンシャイン*1の方が、無印*2よりも後の世界を描いています。

 しかし、時期が違うからといって、全く関係がないわけではありません。むしろ、サンシャインは無印のストーリーがあるからこそ深まっていると言っても過言ではありません。例えば、μ'sの曲やパフォーマンス映像がサンシャインの劇中で大きな役割を果たす場面があります。挙げ始めるとキリがないので、オマージュ演出を比較的有名な5つに絞ってご紹介します。

 

ネタバレ注意度を5段階評価しています!特に★★★★〜★★★★★の項目はご注意ください!

 

ラブライブサンシャイン 無印のオマージュ演出【5選】

神田明神 ★☆☆☆☆

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 μ’s男坂の階段で朝練をしていたり、希がお手伝いをしていたり、初詣にも行っていたり、と無印で何度も登場した神田明神

 Aqoursも東京のイベントに参加した際に訪れており、男坂を「これがμ’sが駆け上っていた階段……!」と言ってみんなで走っています。また、Saint Snowとの出会いもここでした。

 

ユメノトビラ ★★☆☆☆

 こちらは、梨子がスクールアイドル活動に自分が携わっても良いのか、ピアノ活動があるのだから……という悩みの中で、動画サイトで視聴していました。その直後、久しく開いていなかったピアノを再び開き、もう一度鍵盤に手を置き、ユメノトビラを奏で歌います。そして、千歌との感動的な場面に移っていきます。

 この"ユメノトビラ"(梨子ver)は、サウンドトラックに含まれています。

 

START:DASH!! ★★★☆☆

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 UTX前のモニターに映るμ'sの姿を見て、千歌はスクールアイドルという夢に出逢いました。このモニターに映っていたのが、μ’sによる"START:DASH!!"のステージ。

 その後、千歌が梨子にスクールアイドルを紹介する際に見せたのも、このパフォーマンス映像でした。なお、梨子はμ’sのいた音ノ木坂学院出身である、という設定も効いています。

 千歌は他にも、劇中で「諦めちゃダメなんだ、あの人たちも歌ってた」というセリフを残しています。μ'sは千歌の原動力ですが、"START:DASH!!"はその象徴として描かれています。

 

Love wing bell ★★★★☆

 凛のドレス姿を雑誌で見て、花丸はスクールアイドルへの憧れを重ねました。花陽をはじめ、みんなが凛の背中を押したこと。その凛が、花丸の夢を作ったこと。そして今度は、ルビィをはじめ、みんなが花丸の背中を押したこと。綺麗になぞられた美しいシナリオ……夢はつながっていくのです。

 

国府津の海辺 ★★★★★

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 進むべき道がわからなくなったAqoursメンバー。状況を打開しようと、千歌が音ノ木坂を訪れることを提案します。構内には入らなかったのですが、門の前で何かを感じ取ったメンバーたち。ありがとうございました!と礼をして、その帰途に電車を途中下車し、砂浜に降り立ちます。

 この砂浜は、μ’sが3年生卒業後の方針を3年生に伝えた、アニメ(無印)で最も重要と言ってもよいシーンの舞台です。

 Aqoursは、知ってか知らずか、μ’sが終わりを告げた場所で、「μ’sを追うのではなく自分たちだけの道を信じて突き進めばいい」と気づき、再出発を誓い、再び全力で駆け出します。こんなにも感動的なシナリオを描けるでしょうか…